事務員の仕事は残業が少なく、座りながら仕事ができるので体力的にも楽ですので転職先として人気のある職種の一つです。
しかし、事務員の仕事も会社によっては大変なところもあります。特に人手が足りない会社だと一人当たりの仕事量が多くなりがちです。
今回は事務員の仕事から保育士へ転職した20代の女性の事例を紹介させていただきます。
保育士と聞くと給料も安く大変だというイメージの方も多いかもしれませんが事務の仕事より充実した日々を送れているようです。
運送会社の事務を辞めて転職した理由
私は年齢は20代後半で現在は保育士をしています。現在4歳の子どもと暮らしているシングルマザーです。
別居当時は子どもが1歳半で事務職をしていました。物流系の事務だったため、発送ラベル作りやエクセルを使った表の作成を行っていました。
また、トラックの手配等を行ったり、倉庫も持っている会社だったため在庫管理等も行っていました。
とにかく残業が多く、別居して一人で子育てをしているとはいえ、定時で帰ることができませんでした。
当時は離婚のことでトラブルになっていて、弁護士との連絡を取ったり事務所へ行ったりしないといけなかったのですが、そのための休みも取れませんでした。
人員不足だったこともあり、有給を取りたくでも引き継ぐ相手もいない、分からないことがあったり、自分では対応しきれないクレームがあったりしても相談しても後回しにされてしまったり、チェックすらみてもらえませんでした。
子どもの体調不良で呼び出され早退させていただくことになり、頭を下げて回っても舌打ちをされたり無視をされたりしていました。
そのため仕事に行くと思うと胸が苦しくなり笑えなくなりました。苦しくて辛くなってしまい、ご飯も食べられないほどになりました。
子どもと生きていくために働かないといけないと頑張ろうと思いましたが、自分自身が限界になりました。
行っても無視され仕事も終わらない、この状況では離婚するにも不利になるだろうと思い転職を考えました。
辞めると考えても苦しかったですが、保育園に預けていることを思うと、残業をしないといけない職場で働くことは無理だと思いました。
保育士の仕事内容と前職との違い
元々保育士の資格を持っていたので、現在は家の近くの保育園で正職員として働いています。
何よりもありがたいのは、保育園で同僚もみんな子どもを持っている母なので、子どもの体調不良での早退や急な欠勤になってしまっても、お互い様という精神で快く休ませていただけます。
シフト制なので、朝は早い、帰りは遅いという日もありますが、ほとんど定時で帰ることができています。
どうしても仕事が終わらない場合は持ち帰って仕事することも可能なので、子どもにさみしい思いをさせてしまうことが減ったと感じます。
休日の日直等の日には子どもも連れて行っても大丈夫なので子どもといられる時間が増えました。
また、人間関係が良好で、仕事で悩んだときはもちろん、プライベートでの悩みにも真剣に乗ってくださいます。
無視をされる、悪口を言われる等もないので、余計なストレスがありません。職場が大変近いので帰り道に寄り道をすることなどもないので、お金も無駄遣いすることが減りました。
考えたり自分から行動をしなければならない仕事も多いですが、都度相談することができます。
前職で学んだパソコンのスキル等は使うことがなくもったいなく感じることもありますが、おたよりや簡単な表作成も行うのでこれから役に立っていけたらと思います。
シングルマザーの目線で転職して良かったこと
私は転職してよかったことだらけでした。事務職は楽な職場も多いみたいですが、私の会社はとても大変だったので事務の仕事はもうしたくないです。
転職して良かったこと
偶然ですが、転職してからは離婚もまとまり、収入も安定し事務職の時よりも増えました。
距離や勤務時間が減ったので子どもといる時間が増えたことがなによりもよかったです。
転職して悪かったこと
唯一悪かったと感じることは、せっかく学んだパソコン(エクセルなど)を使う機会が減ってしまったことです。
パソコンのスキルは使わないと忘れてしまうので、少しでも忘れることのないよう保育園での仕事に取り入れるようにしています。
最後に
転職を考えている人がいましたら、行動してみたほうがいいと思います。特に心が病んでしまうほど疲れる、苦しいようでしたら転職をおすすめします。
子どもが小さいシングルマザーということで、面接さえもしてもらえないこともありました。
今思うと、子どもに理解がない会社だったのでそのような部分も含めて会社を探すといいと思います。
子育て中の方がほかにも在籍している会社であれば、子育ての悩みも共有できたりするのでは、と思います。
転職すると給料が減ってしまうなど悩むこともあるかと思いますが、自分自身がストレスなく働けることが第一だと思います。
前職を辞めるのには大変勇気がいり、言い出せず苦しかったですが、実際に転職してみるともっと早く転職してしまえばよかったと思うほどです。
シングルマザーの方は、仕事に育児に家事に休まる時がないので、せめてストレスの少ないところへ転職がおすすめです。
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