シングルマザーとして、反抗期の娘とどう向き合うべきか悩んでいませんか?
女同士だと、ついつい感情が高ぶって口ゲンカが止まらなくなってしまうこともありますよね。
特にシングルマザーと反抗期の娘との関係は、一筋縄ではいきません。
今までは学校のことや友達のこと何でも話してくれたのに、最近は口を開けば揚げ足取り。
「お母さんは何もわかってない」なんてウンザリした顔で言われたらイライラしてしまいますよね。
「娘の気持ちがわからない」「どう接したらいいのかわからない」、シングルマザーとしての悩みは尽きませんが、お母さんの考え方や接し方が変われば、反抗期の娘も変わってくれるかもしれません。
この記事では、シングルマザーが反抗期の娘と上手に関わるための心理やイライラの対処法についてまとめました。
先の見えない反抗期に悩んでいるシングルマザーは、ぜひ最後までお読みくださいね。
以下に、反抗期の娘の心理と、シングルマザーが反抗期の娘と上手く関わるための具体的な対処法を詳しく解説します。
シングルマザーとして反抗期の娘を理解する
まずは反抗期の娘さんの気持ちを理解してあげることが大切です。女の子はどんな気持ちでいるのでしょうか。
お母さんは自分も通ってきた道ですが、意外と忘れているかもしれません。
学校は戦場・自分のことで精一杯
思春期の女の子にとって学校は戦場のようなものです。子どもにとっては学校が世界の全てであるように感じています。
特に女の子特有の友達づきあいは大変に気を使います。
「親友」と呼べる子ができるかどうか、いいグループに入れるかどうか、入ったとしてもいつ仲間外れにされるかもしれないという不安感。さまざまな感情といつも戦っている状態です。
それが無意識だったとしてもストレスはかかっています。学校に行っているだけでも女の子は毎日ヘトヘトなんです。
だから家に帰ってお母さんの顔をみたら、気が緩んでつい八つ当たり、なんてこともあります。
疲れて帰ってお母さんにあれやこれやと口出しされたらイライラしてしまうんです。
比べられるのはつらい
兄弟姉妹がいる子は、成績のこと、お手伝いのこと、ケンカしたとき比べられてしまうことがあります。
「お姉ちゃんはもう宿題やってたよ、あなたも早くやりなさい」「どうしてあなたはお姉ちゃんみたいにできないの」と言われていたらたまったものではありません。
兄弟姉妹と比べられるとコンプレックスを抱きやすくなります。
女の子は学校でも成績や容姿などで他の子と比べられたり自分でも比べていたりして、少なからずコンプレックスを刺激されています。
せめて親からは誰とも比較せずに自分を認めてもらいたいと思っています。
本当は話したいことが山ほどある
こちらから聞いても話してくれない。でも本当はお母さんと話したいと思っている子が多いです。
幼稚園や小学校低学年のころのように、その日の出来事をお母さんに気兼ねなく話せたらいいのにと思っています。
でも学校でのこと、友人のこと、恋のこと、だんだんと話しづらくなるのも思春期だからこそ。
だから、学校のことは聞かれても話さないのに好きなアイドルや推しのことは話してくる子もいます。
自分の好きなものの良さをお母さんにもわかってもらいたいし、興味を持ってもらいたいのです。
お母さんも「聞きたいのはそんなことじゃないのに」なんて思わずに、娘さんの話を聞いてあげてくださいね。
「ほんとだ、いいね!」って共感してくれたら娘さんからの信頼も増すでしょう。
話したときのお母さんの反応次第で、「この話をしてもわかってもらえない」とあきらめてしまいます。
生返事にならないように気をつけてくださいね。
反抗期の娘との関係性を改善するためのステップ
娘にとって唯一気を許せるお母さん。甘えもあって、どうしても当たりが強くなってしまいがちです。
そこで一緒になってケンカしていたらヒートアップするだけ。
反抗期の娘との関係性を改善するためには、まず娘の感情を理解し、その上で適切な対応を考えることが重要です。
子どもとやりあわない・過剰に反応しない
これがとても大事で、とても難しいところでもあります。
反抗してくる娘とのバトルが激しくなってしまう要因は、お母さんが過剰に反応してしまう場合が多いです。
たとえば、些細なことを注意したら睨まれたとします。
お母さんが「なんなのその態度は!」と怒ったら「うるさいババア!」と言われて「親に何てこと言うの!」とまた怒る。
その結果もっとひどい言葉が返ってきたり、物が飛んで来たり。
些細なことを注意するときの口調や言い方にも気をつけた方がいいですが、娘に反抗的な態度や言葉を言われたときに、ムキーッ!!としないことが大切です。
相手は思春期の子どもです。子どもと大人の狭間で自分の気持ちすらわからず、自分を持て余しています。
そんな不安定な心でいる子どもと対等にケンカしてもいいことはありません。
自分は大人であり親であるという自覚を待って、冷静に対応できるようにしましょう。
とはいってもイライラしてしまうと思うので、抑えられないと思ったらその場を離れるなどして物理的に距離を置くのもおすすめです。
過干渉をやめる
シングルマザーならなおさら、お母さんと娘は距離が近くなりやすく、どうしても過干渉になってしまうことがあります。
でも、自立しようとしている過程の娘にあれこれ干渉していたら、ウザイと思われても仕方ないのではないでしょうか?
娘のことが心配で質問攻めにしたり、持ち物やスマホのチェックなんて絶対にしないようにしましょう。
誰だってそんなことをされたら嫌な気持ちになるのに、相手は思春期の女の子です。親に知られたくないことがあるのが普通です。
そんなことをされたらお母さんへの信頼まで壊すことにもなりかねません。
娘の心のシャッターを下ろされないように、最低限の配慮は必要です。
反抗期を長引かせないためにも、娘の気持ちになって過干渉は避けるようにしましょう。
シングルマザーが反抗期の娘と対話をするためのヒント
反抗期の娘と対話をするためには、母親であるあなた自身が自分の感情をコントロールし、娘の感情や意見を尊重することが重要です。
子どもは自分とは別の人間・コントロールしようと思わない
自分のお腹で育ち、自分から生まれてきた娘も、自分とは別の人間です。
似ているところがあっても、考え方も感じ方も違います。
言うことを聞いてくれないことがあっても、自分の子どもの頃と違っても、親の理想を押し付けすぎないようにしましょう。
親にとっての「こうあるべき」が子どもにとって望ましいとは限りませんよね。
もしくは、今はそれが受け入れられない時期なのかもしれません。
子どもを心配するあまり、ついついたくさんのことを求めてしまいがちですが、柔軟に考えられるようにしましょう。
外の世界との関係を深める時期であることを理解する
今まではお母さんのことが大好きでお母さんが全てだったかもしれません。
でもこれからは友達や彼氏との時間の方が大事になってくるものです。
寂しいですが、誰もが通る道。いつまでも親に依存しているよりもずっと健全です。
学校や外で頑張っている娘を応援する気持ちで見守ってあげましょう。
外で頑張っている分、家ではリラックスできるように、好きなお菓子を買っておくなどさりげない気づかいをして、お母さんはいつでも味方であると伝えておきましょう。
今は反抗的であっても、自分のことを認めてくれていることをちゃんと見ているしわかってくれています。
最後に
シングルマザーが反抗期の娘にどう対処するか、また反抗期の女の子の心理についてご紹介させていただきました。
反抗期は成長の証だとわかっていても、今までと違う娘に戸惑ってしまいつらいことも多いです。
ただ、娘さんもそんなお母さんの気持ちはわかっていると思います。本人もどうしたらいいのかがわからないのです。
上手くいかないことにイライラして、自分をコントロールできない娘の気持ちを汲んであげることで、どう対処したらいいのかも段々とわかってくるでしょう。
反抗期は一時的なものですし、時が解決してくれるものです。息抜きをしつつ反抗期を上手く乗り切ってくださいね。
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