シングルマザーとなり、「女手一つで娘をどうやって育てよう?」「この子を1人前にきちんと育てられるかな?」と不安になっている方も多いのではないでしょうか。
しかし、そのような不安を抱く必要はありません。 女の子は同性でもあるので、あなたの良き理解者であり最高の味方になってくれます。
両親が揃っていないと、金銭面でも不安だし、教育上も父親がいないから、嫌な思いとかするのではないかな。将来また、私みたいに失敗してしまうのではないかなと思ってしまう方もいるかもしれません。
時には娘に「どうして家にはお父さんがいないの?お父さんはどんな人?」と質問されたり、自分が上手くいかなかった時にあたられることもあるかもしれません。
そんな時どのように子どもに接したらいいのか悩みますよね?ですので、今回はそんな時にどのように対応したらいいのか私が実際に行った対処法やアドバイスをお伝えしたいと思います。
シングルマザーが子供に父親がいない理由を聞かれた場合の答え方
シングルマザーをしていて子供に絶対に聞かれる質問の一つに「どうして家にはお父さんがいないの?」というものがあります。
こんな質問をされたら誰もが戸惑ってしまうと思います。聞かれるであろうことはわかってはいますが、いざ質問された時にどう答えるのが正解なのかわかりませんよね。
私は成長段階によって答え方は変わってくると思います。しかし、どの成長段階においても子供がどのように思ったり感じたりしているかは聞いてあげることが大切です。あなたのことがとても大切で大好きだよということは伝えてあげてください。
具体的にどのように伝えたら良いのか、私が実際に行った例を紹介させていただきます。
子供が1歳半頃~3歳頃の時に聞かれた場合
一番最初に聞かれるタイミングとして多いのが保育園などの環境に慣れ、送迎にお友達のお父さんが来た日などです。子供はまだ言葉もつたないのですが、家にはお母さんしかいないということは分かっています。
この頃は寂しいという感情から聞くのではなく、なんでいないの?という素朴な疑問から聞いてくることも多いです。
細かく説明してもまだ理解はできませんので「お父さんとは理由があって一緒に暮らしてないよ。お父さんいなくて寂しい?」のように、お父さんとは一緒に暮らしてない事実と、子供の気持ちを聞いてみてあげると良いと思います。
小さくてもお父さんはいないということはわかりますし、寂しい?と聞かれたことには正直に答えてくれます。寂しいと思っているようであれば今まで以上に愛情を持って接してあげて下さい。
子供が4歳を過ぎてから聞かれた場合
4歳を過ぎるといろんな物事に興味を持ち、お友達との間でも様々な話をしています。「〇〇ちゃんのところはどうしてお父さんがいないの?」と保育園生活の中でお友達に聞かれることもあります。
お友達に聞かれた夜は必ずといっていいほど、「どうして、家にはお父さんがいないの?お父さんはどんな人?なんでいなくなったの?」と質問が小さい時に比べると複雑になってきます。
様々な言葉に興味ももっているので、1つずつ丁寧に答えてあげてください。
「お母さんとお父さんは一緒に生活することが難しくなって離婚したんだよ。」や「お母さんや〇〇に、ひどいことしたから別れたんだよ」というように、それぞれの事情を言える範囲で教えてあげてください。
年齢を重ねるごとに、子供もお母さんとお父さんはお互い好きになったけど、何か原因があって、離れた。私にもお父さんはどこかにはいると子供ながらに理解してくれるようになってくれます。
離婚してシングルマザーになったのは大人側の事情であるため、子供の年齢に応じて、分かる範囲できちんと向き合って答えてあげてください。
伝えた後には、お父さんはいなくて寂しいかもしれないけど、お母さんはあなたのことがとても大切で大好きだよ。と抱きしめてあげてください。
きっとお母さんに質問してくるときは、なんでだろうと不安になったり、寂しい気持ちになってる時が多いと思うので、お母さんに抱きしめられることで安心してくれます。
シングルマザーにとって女の子は最高の味方
もし、これを読まれている方のお子様が女の子の場合、お母さんの良き理解者であり最高の味方になってくれる可能性が高いです。
赤ちゃんの頃は女の子であろうと男の子であろうと何も変わらないかもしれませんが、成長するにつれて女の子は男の子のよりもお手伝いをしてくれたり、お母さんを助けてくれるようになります。
保育園でも学年があがるうちに下のクラスが増え、自分はお姉ちゃんなんだという自我もどんどん芽生えてきます。
遊びのおままごとから実際のものに興味を持ち、洗濯物を畳んでくれたり、お茶碗を洗ってくれたり、お手伝いをたくさんしてくれます。
料理にも興味がでだし、野菜を洗ったり、きゅうりなどを切ったり、一緒にホットケーキを作ったりチャレンジもしてくれるようになります。お母さんが毎日、自分のために仕事を頑張っていることも理解してくれます。
時には、「お母さん疲れてるから何でも言ってね。聞いて欲しいことがあったら聞いてあげるよ」と労ってもくれるようにもなります。毎日お母さんの姿を見て成長しています。
忙しくても子供の気持ちに向き合うことが大切
私が娘に対し良き理解者であり最高の味方になってくれるためにも心がけていることがあります。
それは「子供の気持ちに向き合うこと」です。
多くのシングルマザーは毎日仕事をしながら家事と育児をして時間に追われている思います。忙しくてなかなか子供と向き合う時間が作れない方が多いと思います。
ただ、子供は子供で朝早くからお迎えに来てくれる時間まで保育園で頑張っています。時にはお母さんと一緒にいたくても我慢して保育園に行っている日もあるかもしれません。
ですので、時間に追われて大変だと思いますが子供の気持ちにできる限り向き合ってください。
どうしても手が離せない時にはすぐに冷たく無理と突き放すのではなく、どうして無理かを伝えた上で少し待ってもらい、なるべくすぐに手を止めてください。
なぜなら、子供は何か作ったり聞いてもらいたい時、その瞬間にお母さんに伝えたいからです。
時には数秒で終わることもあります。その数秒のことを、すぐ見たり聞いたりしてもらえたかどうかで子供の満足度が違うからです。
日々の少ししたことの積み重ねが時間が経つにつれて大きなものになります。
もし、ご飯の準備などをする時にすぐに対応できない可能性がある場合は、準備に取り掛る前に、一言、子供に今からご飯の準備をするから、すぐに見たり聞いたりできないからね。と伝えてあげてください。
きちんと子供は小さくてもお母さんの話を聞いてます。すぐに対応出来ないと事前に言われているのと、いないのでは子供の納得感が異なります。
最後に
シングルマザーで育てるにあたり、「うちにお父さんはなんでいないの?」という質問をされないことはまずないと思います。
シングルマザーになった理由はそれぞれ異なると思いますが、子供にその場しのぎで適当にごまかすことはやめてください。
きちんと、聞かれた時の子供の年齢に合わせて、答えてあげてください。お父さんはいないという事実しか小さな時は分からないかもしれませんが、成長するにつれてどうしていないのかを少しずつ理解していきます。
お母さんの事を毎日よく見ているので、何かきっかけがないと子供も我慢したりして言いません。
そのため、質問してきたときはきちんと答えてあげ、答えたあと、大好きだよと言う気持ちをしっかりと伝えて安心させてあげてください。
お母さんは私のことが大好きだという気持ちは子供にとって大切なものです。常にお母さんは私のことを好きでいてくれるという安心感の元に、子供の気持ちに向き合って育てていってください。
時には上手くいかない時もありますが、子供は必ずあなたの良き理解者であり最高の味方になってくれますよ。
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