どんな職場にもいじめやパワハラ、セクハラなどの人間関係によるトラブルはあると思います。
特にシングルマザーはセクハラやいじめ、パワハラの標的になりやすいようです。離婚してシングルマザーになった途端にセクハラが始まったなんてことも多いようです。
今回は実際に職場であったいじめ・パワハラ・セクハラの事例を紹介させていただきます。
シングルマザーに実際に起きているトラブルの実例
シングルマザーになって男性からのセクハラが増えた30代女性の事例
3児の母で38歳です。夫が会社経営者ですが外で女を作って家にもお金を入れなくなったため離婚をしました。
現在はアパートで子供と4人暮らしをしています。元夫とは弁護士を立てて養育費、慰謝料をしっかりとった状態で離婚ができたので当面の生活には困っていません。
また新卒から大企業事務で働いているので当面の収入面には困っていません。
職場でのセクハラについて紹介
私の職場では非常にセクハラが多いです。自分で言うのはおかしな話ですが、スタイルは20代のころからほぼ変わらず20代後半に見られることが多いです。
そのためか離婚後に周りの同僚や別の職場の男性から言い寄られることが多くなっています。
食事に誘われる回数は非常に多くなっていて、誘ってくる男性がほとんどが既婚男性です。
シングルマザーなのであとくされなく遊べると思っているのか食事の後にホテルに誘われることも多いです。
ホテルへの誘いへは一度も応じていませんが男性陣からは食事に言った時点で脈ありと勘違いする人もいるため非常に困ります。
会社では人の目があるため表立ったことをしようとしませんが、食事に行ったとき食事後に体を触ろうとしています。
そういった男性は自己顕示欲が強いのか周りに言いふらしていることが多く、女性陣の耳に入ると無視等のいじめになります。
仕事には支障ない程度のいじめなので耐えていますが先輩のシングルマザーに聞いていた話とはだいぶ違います。
先輩シングルマザーは子供の関係で仕事の休みが多く小言を言われる程度ですが、私の場合はそれに加えて男性陣のお誘いが迷惑で仕事に集中できません。
いろいろと仕事でサポートしてくれていた男性から客先移動中に食事をしましたが、不倫関係を結びたいような話が出てショックを受けました。
仲が良く真摯な同僚だと思っていましたがほかの男性と一緒で私の体目当てだったので男性に対して不信感があります。
シングルマザーになり職場の上司から受けたセクハラ事例
私は2010年に結婚し、2011年一人目、2013年二人目、2015年三人目が誕生しています。末っ子が1歳になった時に、今回お話しする職場にパートとして採用されました。
離婚は2019年です。パートナーの気の短さゆえの暴言や、家事・育児に理解のなさが理由です。
私に”子ども達が大きくなったら正社員に”という話もあったので仕事面では安心して離婚に踏み切りました。しかし職場でもいろいろあり、現在は無職(休職中)です。
職場でのセクハラに耐えかねて退職
職場は60人程が勤める工場でした。パートのおばちゃんなど女性も多くいたのでコソコソとうわさ話など女性特有の揉め事は多々ありました。
私も家庭の事情や月経前症候群でイライラをあらわにすることもあり、「あの人さあ~」と言われることもありました。
役職者や男性陣はそこへ首を突っ込むことはなく、そんなもんだと思っていたのですが、離婚するとそれまで話したことのないような人たちから声を掛けられることが多くなりました。
「離婚したんだって?がんばれよぉ」と励ましてくれる人もいれば、「あんな態度されれば旦那も嫌になるわ」など離婚に対しては様々でした。
少し立てば大人しくなるだろうと、これに関しては我慢していたのですが、役職者(課長)のセクハラ・パワハラには我慢なりませんでした。
最初のうちは「大変だろう」と優しかったです。気遣いに感謝しました。ところが次第に「男いるの?」などと話が変わってきて、気持ち悪いと思うようになりました。
仕事内容は変わらないのに接点が増え、それもまた噂の的に。家に帰ればテンヤワンヤだから仕事は落ち着いて行いたいのに気が休まりませんでした。
ある日、「今度みんなでBBQしようよ」と誘われ子ども達を連れて行くと、居たのは課長だけ。「みんなで」に騙されたと思いました。
その場ではっきりとお断りをし帰りましたが、そこからは嫌がらせの毎日。「お金が必要だもんね。残業あるよ」と終わらせられないほどの仕事量を与えられました。
課長以上の人に相談しましたがなだめられる程度。こんな人たちとは仕事できない、こんな会社のために働きたく必要ないと思い辞めました。
シングルマザーで看護師として働く30代女性のセクハラ事例
私は2歳の子供を育てている未婚のシングルマザーです。仕事は看護師で総合病院の病棟看護師として勤めています。
子供を出産する前から看護師として働いており、妊娠、出産、育児を経験して看護師の仕事に戻った時に、それまでに見ていた景色と異なる部分が多々あり、看護師という仕事について考える機会が増えました。
職場でのセクハラについて
私の職場は総合病院の入院病棟です。主に入院している患者さんの療養上の世話や医師の診療の補助を行っています。
看護師の勤務は日勤と夜勤の2交代制であることや煩雑な業務内容、女社会である職場環境など様々な要因もあり、セクハラ、パワハラといったハラスメントがよくある現場です。
私が実際に体験したハラスメントについて、一例を書きます。病院に入院してくる患者さんは60歳以上の高齢者が大多数を占めます。
中には、「女性が男性の世話をするのは当たり前」という考えを持っている方がいらっしゃいます。
また、高齢者に限らず患者さんの中には「看護師は患者の要望になんでも応えるべき、断ることは許されない」とお考えの方もいらっしゃるようです。
私がまだ新人だったころ、70歳代の男性の患者さんを受け持ちした時のこと。検温の際に胸やお尻に手が当たることがありました。
私は年齢も経験年数も若かったので、「たまたま当たっただけ」だと思っていました。しかし、その別の日にもまた別の日にも、胸やお尻に患者さんの手が当たる。
これは明らかに「触っている」と感じるようになりました。看護師という立場で、年齢も若く、嫌なことを嫌だと言うこともできませんんでした。
しかし、日を追うごとにその行為はエスカレートしていき、最初は少し手を当てる程度だったものが、鷲掴みにするような行為に変化していき恐怖を感じた私は、職場の上司である師長に相談しました。
その時に師長に言われた言葉は、「患者さんは病気でしんどくて入院してきているんだから、胸やお尻を少し触られたくらい何てことないでしょう、我慢して」でした。
この返答に私は絶望しました。私が当時勤めていた病棟では、セクハラやパワハラをいくら相談しても対応してもらえる部署ではありませんでした。
経験を重ね、年齢を重ねた現在は、このようなセクハラに対して「やめてください」と言えますし、上司に相談して「我慢して」と言われても「それはおかしい」と反論できます。
しかし、新人の時は自分の意見を言うことができませんでしたし、言っても聞き入れてはくれませんでした。
病院で働く看護師は少なからず同じような経験をしていて、同じように我慢を強いられる環境に置かれていると思います。
職場である病院が、女性看護師へのセクハラやパワハラに対して厳格に対応してくれることが当たり前になればいいと切に願っています。
シングルマザーでパティシエとして働く20代女性のパワハラ・セクハラ事例
私は、20代前半で2歳の娘と0歳の娘のシングルマザーです。0歳の娘が生まれてから3カ月後に離婚をして、2人の娘を見ています。
元々働いていたケーキ屋さんでパティシエとして、週5日の8時間勤務しています。
娘は現在、保育園に通わせながら育児と家事、仕事を両立して頑張っています。
職場でのパワハラ・セクハラについて
私は今の職場に、20歳のころから働いています。毎日長い勤務時間で、あまり睡眠をとれない中働き続けて彼氏との子供を授かりました。
安定期に入って、会社に妊娠したことを伝えると「これからは使えなくなるね。辞める?」と言われました。
元々心のない上司だったので期待していませんでしたが、さすがにお祝いの言葉を言ってくれるかと思っていたらとても悲しいことを言われました。
その日から、重たい鉄板を持たされたり、雑用を私だけに押し付けたり、深夜まで残って次の日の準備を指示されたりと、とても過酷の日々を過ごしました。
ある時出勤中にお腹が痛くなり、同期に救急車を呼んでもらうと、「営業妨害。じゃま。早く帰って。もう来なくていいよ。」など救急車が来るまでずっと言われていました。
切迫早産になった私は入院となり、仕事を早めに産休を取ることになりました。
その時も「入院するとか迷惑。早くやめれば」と何回もいわれました。辛かったし悲しかったけど、やめたら負けだと思いずっと続けていました。
無事出産を終え、職場に挨拶しに行くと上司から「かわいいね。君みたいにスタイルが良くなるといいね。」など言われてとても気持ち悪く思いました。
復帰した今でも毎日心無い言葉や前よりも仕事を与えてもらえなくなりました。
また、すれ違いざまに、おしりを触られたり、記念撮影の時に腰に手を回されたりととても嫌な思いをしながら仕事をしています。気持ち悪いです。
シングルマザーで歯科医師として働く30代女性のパワハラ事例
私は歯科医師として12年ほど勤務していました。その間はいくつかの一般の歯科診療所で勤務医をしていました。
現在は元々腰痛持ちでもあり、昨年骨折してからリハビリも兼ねて、在宅で個人事業主として物販などをしたりしています。
シングルマザーは想像以上に仕事と家事、育児の両立が大変だと痛感しております。
職場でのパワハラについて
以前勤めていた病院では、パワハラがすごかったです。入社して数日後に、「ここで良い給料を貰いたかったら、私を褒め称えなさい」と言われ、入社を後悔したのを覚えています。
私がシングルマザーで働き口少なく、勤務条件が不利なのを雇ってあげてるんだからと、何度も暴言を吐かれました。
他にも、スタッフの結婚式に参加しようと有給を申請したら、「お前に有給なんかない。」と言われたり、「お前だけ仕事に出ろ。」と言われました。
また、何かあるごとに、お前は役に立ってないと言われ、給料を減らされそうになったり、院長の機嫌が悪いと休み時間はずっと個室に閉じ込められて説教を受けました。
説教は院長の言っていることを否定したり、自分の意見を言うと終わりがなく、60分続くことも数回ありました。
患者さんの前で怒鳴られることもあり、他のスタッフや患者さんにまで心配されていました。
退職時も有給消化や給料未払いについてトラブルになり、弁護士に依頼して無事に問題も解決して退職が出来ました。
当初、勤務条件に子供が小さいので、残業出来ない旨と熱が出たりしたら休ませて欲しいと同意を得ていました。
しかし、何度も熱を出したことがありましたが、一度も休んだことはなく、熱のある我が子を連れて出勤していました。
残業もあり、お迎えに間に合わず、急遽延長保育を頼むことは多々ありました。
裏では、「あいつは子供が熱が出ても来るよ。あいつに休みなんかない。」と言われていたそうです。今も就活するにあたって、トラウマになっています。
シングルマザーで看護師として働く30代女性のパワハラ事例
30代後半シングルマザーです。小学生の娘が一人います。看護師をしていますが子どもが小さい内は一緒に居る時間を増やしたため今はパートとして働いています。
看護師は女性の職場なので何かと揉める事があります。今はマウントに対してうまく対応できるようになりましたが以前はとても悩んでいました。
シングルマザーは体も心も強くなる事が大事だと感じています。
職場でのパワハラについて
私が離婚したのは子どもが1歳の時のことです。義両親とうまくいかず旦那も義両親の味方であったため一緒に居る事が苦痛となり離婚しました。
職場に復帰したのは子どもが1歳半の時です。最初は「稼がなきゃ」と思い夜勤のない日勤だけの正社員で働き始めました。そんな時起きたのが上司のパワハラです。
仕事を始めて3ヶ月が経過した頃、「なんで離婚したの?」と聞かれました。
義両親とうまくいかなかった事など話をしていくと「あなたの我慢が足りないんじゃない?仕事でもさああれとこれとミスしたよね?1週間前だってさ」とダメ出しが始まりました。
職場には一番早く行き休憩中も仕事の復習をしていたのですがまだ3ヶ月で覚える事に精一杯。
子どもの夜泣きもあり寝不足の私に追い討ちをかけるように上司の集中攻撃が始まりました。
「シングルマザーなのに早く来て子ども大丈夫?慌てなくていいんだよ」と言っていたにも関わらず他のスタッフより遅く行くと「シングルマザーのくせにやる気ないねえ。だから仕事できないんだよ」と嫌味を言う。
言ってる事がコロコロ変わり精神的にとても辛くなっていました。
上司の対応をもっと上の上司に報告したのですが「あの人はそういう人なの。どうにもならないから自分で何とかしてね。こっちは何もできないから」で終わり唖然としました。
どうやら上司の親が会社に貢献していたようで歯向かった人は自分の首を締める事になっていたようです。
その後私は正社員ではなくパートになりました。部署も異動して今は元上司と顔を合わせても挨拶程度で済んでいますがもう二度と一緒に働きたくないです。
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