離婚してシングルマザーになったけれど、良い出会いがあれば再婚をしたいと考えている方もいると思います。
実はシングルマザーとなってから数年で再婚をする人は多いんです。
厚生労働省の発表している「婚姻に関する統計」によると、20代で離婚した方の約35％が５年以内に再婚しています。
30代前半で離婚した方も約30％が５年以内に再婚しています。再婚している人が多いのはわかったけれど、気になるのは交際期間ですよね？
子どもとの相性もありますし、相手を見極めたいですし、どのくらいの期間が適切なのでしょうか？
今回は再婚をしたシングルマザーの方に交際期間と再婚相手と上手くやっていくうえで気を付けていることについて聞いてみました。再婚を考えている方の参考になれば幸いです。
再婚したシングルマザーの交際期間と事例を紹介！
交際期間１年半で再婚した30代女性の事例
私は専業主婦の34歳です。26歳で結婚して、28歳に第一子出産しました。生後５ヶ月から別居開始し29歳で離婚しました。
30歳で現在の主人と出会い、第二子妊娠を期に再婚しました。再婚2年目を過ぎ、第三子を出産したばかりです。
主人とはコロナが流行る前の婚活面談で知り合いました。主人もバツイチです。
再婚を決めた理由やきっかけ
再婚を決めたきっかけは2つありました。１つ目が、二馬力になって投資をする資金を確保したかったこと。
２つ目は第二子の妊娠です。離婚のときに弁護士費用や引越し費用、その他の生活費、就職活動などで独身時代に貯めていた通帳の残高が０になりました。
離婚してから転職し、１年後から投資をはじめました。一馬力では投資にまわせる資金がどうしても少なく、資産形成がゆっくりなことが嫌でした。
再婚して二馬力になれば主人の給料で生活をして、自分の給料を投資に使えると考えました。
第二子妊娠は、最終的には再婚の決定打になりましたが、最初は再婚するつもりはなく、選択的シングルマザーになるつもりでした。
ですが、義理の両親から再婚を考えてくれないかと声をかけられ決めました。
交際をして１年７カ月で結婚
シングルマザーでまだ第一子は２歳くらいでよく風邪を引く子でした。交際期間中はデートの約束も第一子の体調不良でだめになるなど、月に一度会えたらいいほうでした。
長く付き合っていけるか不安でしたが、付き合って半年後くらいからお互いの家にあがる関係になりました。
お付き合いを開始してから、ちょうど一年すぎくらいに第二子妊娠が分かりました。最初は私に再婚する意志がなかったのでそのまま恋人として過ごしていました。
そんなときに切迫早産で長期間入院となり、入院がきっかけで主人が再婚を強く決心したようでした。
それから、産まれるまでに済ませるためにバタバタと準備が進み、交際から１年７ヶ月で再婚となりました。第二子が生まれる約一ヶ月前でした。
相手に過度な期待をしないよう心掛けている
お互いに二回目の結婚ということもあります。現実的で、相手に過度な期待をしていません。私も無理をしないように気をつけています。
最初の結婚のときは何もかも自分でしないといけないと、良い妻にならないといけないと、強迫観念のようになっていました。自分で自分の首を絞めていました。
今はできない家事はそのままやらないし、子育ても最低限しかしてません。そして、そんな私を主人は絶対に責めません。
むしろ、感謝の言葉を毎日言ってくれます。それと同時に、毎日、愛してると言葉で伝えてくれます。
主人の最初の結婚が国際結婚だった影響もあるかもしれませんが、愛情表現がとてもオープンなので、私も愛されていると実感できています。ちなみに主人は日本人です。
交際期間半年で再婚した20代後半女性の事例
私は小学生の子供が２人います。職場の先輩だった元夫とは相手のモラハラが原因で離婚しました。
面会交流もなく、連絡もなく、ただ毎月少ない養育費だけがちゃんちゃんと送られてきています。
現在の夫は元夫のモラハラに悩んでいる時から相談に乗ってくれていた仲間のうちの１人で、学生時代からの友人だった人です。
再婚を決めた理由やきっかけ
シングルになって朝から夜までフルタイムで働くようになり、普段は実母に子どもを預けていました。
現在の夫が休みの日には家で子供と一緒に夕食をとり、お風呂まで済ませてくれていました。
そうやって何週間か一緒に過ごしていくうちに、子供の方がすっかり懐いてしまい、「ずっと一緒に住めたらいいのに」と言うようになったのが再婚のきっかけです。
そこから一緒に住むようになり、夫も我が家から仕事に行き来するようになり、夫の方が結婚を強く意識してくれていました。
若干押し切られるような形になりましたが、ひとり親補助のために仕事の量を考えたり、でも少ない養育費で自分が不在がちの中子育てするのもな…と、やはり二馬力を期待したのも再婚を決めた理由の１つです。
交際期間半年で結婚
離婚してすぐフルタイムの仕事になり、当時まだ学生時代からの友人だった夫が休みの日には夕方子守りを引き受けてくれました。
子供がいるとはいえ男女の共同生活でしたので、そこから付き合うようになるには時間もかからず、そのまま同棲になりました。
下の子供が小学校に入る前に姓を改めた方が、学校関係の手続きもスムーズだろうと思い、上の子の担任の先生の手助けもあり、小学校と保育園と連絡を取り合い、3月に入籍しました。
ほぼ結婚前提で付き合い始めましたが、再婚禁止期間の日数や、子供の進学の時期であったこともあったので、なるべく手間がかからない時期にしたいねと入籍を3月と決めていたので、結果的に交際期間は半年強くらいだと思います。
再婚相手と上手くやっていくうえで気を付けていること
私の連れ子に対しては血縁関係がないので、それが夫にとって疎外感を感じる要因にならないよう気を付けています。
子どもの小さい頃の話をするにしても、情報共有になるような事務的な言い方をするように心がけています。
実子ではないとはいえ養子縁組をしましたので、行事や家族で行う事には積極的に関わってもらうように、なるべく子供から声をかけてもらうようにはしています。
子供達も今のお父さんは大好きなので、常にくっついていたいようです。
最初のうちは子供も元夫の話を出したりしていましたが、その都度嫌だなと思った事は私に話してもらうようにして子供に伝えるという形をとっています。
あとは今の夫は初婚でいきなり二児の父になってしまったので、変な理想はあまり持たせないようにしています。
何かライフステージが変わりそうな前には、必ず話し合いをするようにしています。
交際期間２年で再婚した30代女性の事例
現在子連れ再婚し、新しい家族として生活しています。子供を連れての再婚ですので、日々悩むことはあります。
しかし、子供たちとたくさん関わりを持とうとしてくれている主人に感謝しています。
また、子供が幼い頃に離婚を経験しているため、とても大変な時期がありましが、今はとても幸せで、子供たちも楽しそうに過ごしているため私も幸せです。
元旦那のモラハラが原因で離婚
元主人はモラハラ体質でした。歳の差があったため何をするにも俺がいないと何もできない。と言われ続けていました。
それは幼い子を必死に育てている中で、そうだよな自分にはあなたしかいないと、思っていました。
元主人の母親には「働くな！働くなら家の目の前のスーパーのレジ！」と言われていました
私自身、子供を授かるまでは美容師として働いていたため、そのように言われることがとても悲しくて辛かったです。
また、それに対して元主人もそれがいいねと母親の方を持ち、私の気持ちを考えてくれなかったのです。
そのことが１番のきっかけとなり、離婚に踏み切りました。たくさんかげで準備をし、子供を連れて、自宅を飛び出しました。
再婚したタイミングや交際期間
再婚したのは離婚してから２年後でしょうか。お友達の紹介で出会った彼でした。
すごく面白い方で、子供もなつき、後から聞くとなんとトランスジェンダーの方でした。
私自身出会った経験がなく、すごく新鮮といいますか、だから子供もスッと入り込むというか、すぐになつくというか、すごく不思議だったんです。
彼自身、子供が好きだけど子供ができない、私自身、今いる子供だけでいい、という私たちのちょうど良い関係性。すごく居心地がいいです。
彼の難しい感情に振り回されることもありますが、いつもちゃんと向き合い、２人で話し合っています。
子供たちのことで喧嘩になることもたくさんあります。それでも家族みんなで助け合いながら、それぞれが足りないものを補い合いながら楽しく生活しています。
再婚相手と上手くやっていくうえで気を付けていること
再婚相手と上手くやっていく上で気をつけていることは、私には子供がいるためすごく難しいことなのですが、２人きりの時間を作ることです。
作ってあげる、というのが正しいのかもしれません。彼は女性の感情も持ち合わせているため、１人を独占したいというような感情が多々見受けられます。
自分だけを見て欲しい、というような感情の日もあります。それは、トランスジェンダーの方と深い関係になった以上仕方ないのかなと思っています。
元々は女性ですので自分と同じような感情を抱く日もあるのだと思います。
今日は女の感情だな〜、今日は男の感情だな〜、と‥すごく難しいのですが、私が子供たちと彼の架け橋になれるように日々頭を使って努力しています。
交際期間２年で再婚した30代前半女性の事例
将来的に在宅で仕事をしたいと考えながら勉強をしていますが、中々上手くいかず毎日子育てと家事と仕事に勉強と日々追われています。
初めからスキルがあるわけでもなく、高校も中退して子育てママの仲間入りをしたので学歴もありません。笑顔が幸運を運ぶと信じています。
33歳でも何か出来ることはあると思いながらパートと子育てをしている主婦です。
再婚を決めた理由やきっかけ
再婚を決めたきっかけは子供です。浮気をされて離婚してからシングルマザーとして育てていました。
ある時、子供の運動会や保育参観などで父兄がいないことを子供自身劣等感として持っていたのかクラスでいじめられてしまい真剣に話し合って再婚しようと決めました。
当時お付き合いしていた方がいたのですが、子供のことを愛してもらえず親の言いなりのような方だったのでお別れしました。
その後、新しい人と巡り合い、子供のことも私のことも理解していただいた上で最終判断を子供として決めました。
元夫との子供であっても我が子のように思ってくれるかは不安でもありました。
再婚したタイミングや交際期間
秋ごろに交際してから夏ごろに再婚したので、交際半年ほどで再婚しました。出会いはその当時働いていた職場でした。
交際期間は本当はもう少し長めがよかったのですが、同じ職場で今の夫のことが好きだった女性に交際が発覚してしまったことが原因で結婚の時期が早まりました。
私がその女性から嫌がらせを受けるようになってしまい、上司に目を付けられてしまい明日から来なくていいと私が言われました。
私の直属の上司だった夫はさらに上の上司に逆らうことが出来ず言いなりでした。
そのため夫は責任を感じたのもあったのか結婚が早まり私が辞めてほどなく再婚しました。当時は何故私が辞めなくてはならないのかと憤りを感じていました。
しかし、今の夫との子供を授かることができ、子供に念願だった兄妹を作ってあげることもできたので、今では辞めさせてもらってよかったと思います。
再婚相手と上手くやっていくうえで気を付けていること
自分の気持ちをため込まず小出しで必ず伝えていくことと相手に常に感謝の気持ちを忘れないことを心がけています。
私自身そこまでできていると言いませんが気を付けていることではあります。
気持ちをため込みすぎて爆発してしまうのではなく、今こう思っていてこうして欲しい、これが嬉しかったこれが嫌だったなどの気持ちを伝えています。
もちろん相手には相手の都合もありますので、やってくれたことに感謝の気持ちをもって接するように心がけています。
子育ては私が主導となっていますが、やって欲しいこと直して欲しいことはその都度意見しています。
必要以上に怒鳴らないでほしいとか、注意するときの言い方に気を付けて欲しいとか、子供が見ている前で携帯を見ながらご飯を食べないで欲しいとかです。
交際期間10年で再婚した30代後半女性の事例
私は39歳の介護士です。８年前に離婚して、昨年再婚しました。子どもは６人います。
全員離婚した元旦那の子どもで、今の再婚相手の旦那さんの子どもはいません。再婚した旦那さんは年下で37歳です。
バツイチで子持ちですが、子どもは元奥さんが養育しており会ってはいないようです。私も元旦那と子どもは会わせてません。
再婚を決めた理由やきっかけに
現在の旦那は、実は元旦那と結婚する前からの知り合いで元彼です。偶然再会し、私が離婚してから間もなく彼も離婚しました。
それから何となく一緒に過ごす事が多くなりました。子どもに会わせるタイミングがわからず、ずっと会わせていませんでした。
しかし、一昨年の２月に我が家の近くに彼が引っ越して来ました。ご近所さんでよく会うようになり、最初は子どもたちには『お友達』とだけ伝えていました。
ただ、年頃の子もいるので何となく勘づかれてはいました。だんだん距離が縮まり、子ども達も下の子は一緒に遊ぶ事が多くなりました。
一緒にオンラインゲームで遊ぶ事も増えました。『彼がパパならいいのにな〜』と子ども達に言われる事が多くなりました。
それからお互いに再婚を意識するようになり、子ども達のために中途半端はよくないと言う事で再婚に踏み切りました。
再婚したタイミングや交際期間
交際期間は厳密に言うと、離婚前からなのですがだいたい10年です。10代の頃もお付き合いしていました。交際し始めの頃は、再婚なんてまったく考えていませんでした。
彼も自分の子ども達とよく会っていたし、元奥さんとも交流もあったためなかなか難しいと考えていました。
でも、４年前に元奥さんが再婚して子ども達とは会えなくなり、そこから何となく彼の私の子ども達に対する態度や行動が変わって来た気がしました。
再婚するのは簡単かもしれませんが、年頃の娘もいるし家に他人がいるのは嫌だろうと思い再婚は諦めていました。
ですが、子ども達も思いのほか懐いており、旅行に一緒に行ってみたりと様子を見てると子ども達の方から『今日はカレちゃん来ないの？』と言ってくれるようになりました。
二人でよく話し合って今がそのタイミングかなと思い再婚したのが一年前です。
再婚相手と上手くやっていくうえで気を付けていること
子ども達を叱るのは旦那さんがいない時にしています。旦那さんはあまり子ども達を叱る事はしないし『言ってわかる歳なんだし、そこまでキツい言い方するな』みたいな人なので。
旦那さん自身もどこか遠慮があるのか、子ども達とはたくさん関わってくれるけど叱る事はまだしていないので、何となく察している感じです。
手に負えない問題でもないので、ほぼ私が解決するようにしています。
子ども達にはパパに感謝を言葉で伝えるようにとも教えています。どうしても、家族の中で旦那さんだけが他人になってしまうので孤立とか孤独感的なものがないように気を付けています。
もう話もよくわかる上の二人と話し合い、いつでも言葉で伝えてあげるようにしています。
あとは喧嘩は我慢しないでするようにしてます。爆発してしまっては遅いし、改善出来るとこはお互いにできるように。
もちろん、子ども達の前では喧嘩も口論もまったくしないように気をつけています。子ども達には常に旦那さんの味方でいてもらえるようにうまくやっています。
最後に
今回は５人の女性に交際期間と再婚相手と上手くやっていくうえで気を付けていることについて教えてもらいました。
話を聞いてみると、シングルマザーの交際期間は１年～２年程度の方が多いようです。
しっかりと相手の性格や子どもとの相性を見極めるためにはそのくらいの期間がかかりますからね。
ただ、交際期間半年程度で再婚している方もいます。子どもが懐いているようであればそのくらいの期間での再婚もありのようです。
交際期間に正解なんてものはありませんので、あなたがお付き合いしてみて良いと思うのであれば再婚を考えてもいいかもしれませんよ。
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