シングルマザーは仕事何してる?働きやすいオススメの仕事を紹介!

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シングルマザーは1人で子どもを抱えて生活しなくてはいけないので大変です。自分以外のシングルマザーはどんな仕事をして生計を立てているのか気になりますよね?

厚生労働省による「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」によると、シングルマザーの44.2%が正社員、43.8%がパート・アルバイトとして働いています。

仕事内容の内訳は以下のようになっています。サービス職業は接客、販売、飲食、介護です。専門的は医療、教育、研究、情報、建築などです。

事務職23.5%
サービス業22.3%
専門職20.4%
工場等8.6%

なおシングルマザーの平均就労収入は200万円となっています。時間の制約もあり、就業時間だけでなく通勤時間も考慮しなくてはならず、単に金銭面だけで仕事を選ぶことが難しいようです。

今回はシングルマザーにオススメの仕事を紹介させていただきます。時間に融通が利く仕事が多いので、どんな仕事をしようか悩んでいる方の参考になればと思います。

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目次

シングルマザーにおすすめの仕事は?

シングルマザーにとって働きやすい仕事というのは以下の3つの理解がある職場です。

  • 子どもが保育園や学童へ行っている間で働ける
  • 生活収入が確保できる
  • シングルマザーへの理解がある

そんな仕事場があったら苦労しない。と言われそうですが、この3点に近い職場環境を探すことはできます。
ここでは3つご紹介しますね。

介護・看護助手

介護の仕事は求人が多く、探しやすいです。介護・看護助手の勤め先として以下のところがあります。

  • 特別養護老人ホームなどの入居施設
  • デイサービス
  • 訪問介護
  • 病院での看護助手

お給料は安めですが安定しており、地域を問わず働く場所がたくさんあるため、自宅の近くで探しやすいというメリットもあります。

利用者が入居するタイプの施設では夜勤があり、夜勤手当で高い収入を得ることもできます。

また、デイサービスなどの日中のみの通い施設では、日勤のみの安定したシフトで働くことができます。

訪問介護は介護職員初任者研修以上の資格が必要ですが、老人ホームやデイサービスでは資格がなくても働けるところが多く、初心者でも実務をこなすうちに技術が身につきます。

事業所によっては資格取得のための支援があるところもあり、働きながらスキルアップが望めます。

介護福祉士は実務経験3年で受験でき、ケアマネジャーは介護福祉士を取ってから5年の実務経験で受験できます。

介護業務は体力勝負なので、体力に自信がない人は利用者の介護度が低い施設を選んだり、自分の体力が落ちてくる年齢になったときにケアマネージャーとして働けるようスキルアップしておくことも必要でしょう。

事務職員

事務職は、デスクワークで身体が楽なので、年齢に関係なく、長く続けられるメリットがあります。

土日が休みの会社も多く、子どもとの時間もつくりやすいです。一言で事務といっても仕事内容は様々です。

  • 一般事務
  • 営業事務
  • 総務事務
  • 経理事務
  • 医療事務
  • 学校事務

勤務先や部署や、業界によって仕事内容は変化します。ワードやエクセルなど最低限のパソコンスキルはもちろん、仕事によって必要なスキルが違ってきます。

一般事務や営業事務は専門的な知識が必要なわけではないためチャレンジしやすいです。

ただ、事務職はとても人気なので競争率が高く、経験がないと採用されないことが多いです。

特に正社員の募集が少ないため、パートや派遣から始めて経験を積むのも手でしょう。

事務職でもシングルマザーにとって働きやすいのは、女性中心の職場である医療系や介護系です。

実務経験が付いて行くと年齢が経っても転職が可能になります。初めの一歩が大変なのが事務員です。就職活動は覚悟してから始めてくださいね。

Web系フリーランス

コロナウイルス流行以降、在宅でできる仕事が急速に広まっています。最近では終身雇用の概念が薄まり、会社員としてではなく自力で稼ぐ力が注目されています。

働く時間や場所が自由というのが最大のメリットで、子どもを抱えたシングルマザーにとって、このメリットはとても大きいです。

仕事につながるウェブスキルを身につけるスクールもありますし、まずは副業として独学で始めてみる人もいます。

デメリットは、毎月の給料の保証はないことと、税金や保険、年金などの管理や届け出を自分でしなくてはいけないことです。

Web系フリーランスの主な仕事は以下のようなものがあります。

  • コーダー
  • webデザイナー
  • webエンジニア
  • webライター
  • webマーケター
  • 動画編集

軽作業・製造業

倉庫や工場などが勤め先となります。メリットは大人数のスタッフがいるため休みを取りやすいことと、土日や長期連休が休みの職場が多いことです。

福利厚生がしっかりしている会社が多いため、資格があれば高収入も望めます。毎日同じ作業を地道にできる人に向いています。

扱う製品によっては作業場所の温度管理がされているため、暑かったり寒かったりするところもあり、事前に確認しておくと良いでしょう。

将来を見据えたおすすめ資格を3つ紹介

子どもが小さいうちは生活を回すだけで精一杯になりがちです。しかし子どもが大きくなっていくと「楽になった」と言ってられません。

塾代や学費、子どもが巣立った時の老後のことを考えて今から動く必要があります。
そこでシングルマザーに役立つ資格3つをご紹介しますね。

看護師資格

シングルマザーなら狙うべき最強の資格になります。理由は以下の通りです。

  • 人材不足で仕事が選びたい放題
  • 収入や福利厚生が充実している
  • 定年がなく、いつまでも仕事ができる

収入アップや子どもとの時間を確保できるだけでなく、将来の老後までカバーできる資格です。

看護師は病院勤務だけでなく介護施設や民間企業でも活躍できます。どこも看護師というだけで優遇されます。

ただ、資格取得には専門学校や大学で3年~4年みっちり勉強しなければなりません。

資格取得は勉強していれば取得できるものですが、看護師として一人前になるまでがさらに大変です。

また仕事をしながら勉強するのは難しいことが多く、生活費と学費の確保、子どもの預け先の確保が必要になってくるでしょう。

看護師を取得して自活してくと決めて5年程頑張り抜けば、高収入なので借金も返済可能です。何よりシングルマザーの最大の問題である経済不安がなくなりますよ。

介護福祉士資格

収入を確保しながら確実に取得可能なのが介護福祉士です。働きながらの取得であれば介護の実務3年以上と、実務経験実務者研修の受講が受験資格となっています。

資格自体は勉強しなくても通った方もいるほどで、普段介護職員として働いている方なら分かる問題が多いのが特徴です。介護職で働いて行くつもりであれば取得を目指しましょう。

というのも、多くの人が取得可能であるにも関わらず、使い勝手が良い資格でもあるからです。

介護福祉士の資格を取得できれば時給はもちろん上がりますし、仕事の幅も広がり、施設では介護福祉士は優遇されます。

さらに介護福祉士は、訪問介護員(ヘルパー)を管理しているサービス提供責任者や、福祉用具を扱う福祉用具専門相談員、福祉系の教員なども目指せる資格になります。

そして次のステップであるケアマネージャの資格取得に向けての足掛かりになる資格でもあるのです。

将来の正社員や転職の際にはとても有利な資格ですので、是非取得してくださいね。

ケアマネージャー資格

難易度は高くなりますが、多くの方はヘルパーや施設で働きながら取得しています。

取得して介護職員として勤務していると良い手当が出るところも多いですし、体力的に介護職員として働くのが難しくなった時にケアマネージャーとして勤務できるように準備しておくことは大切ではないでしょうか。

国からの給付制度を活用して資格を取得しよう!

とはいえ資格は取りたいけど、お金がない!ですよね。取りやすいように出費を抑える制度や融資制度があるんです。

学習期間の生活費や受講費用の補助が出る制度

厚生労働省では母子家庭の母向けの就業支援を行っています。

自立支援教育訓練給付金

講座受講料の20%~最大70%を国が補助してくれる制度です。対象となるのは厚生労働大臣が指定した約1万4千講座です。

看護の専門学校も対象となりますので、看護師の資格を取得したいという方はぜひ活用してください。

あなたの負担が最大224万円軽減されます。自身の希望する資格がないかどうか一度対象講座を確認してみましょう。

参考:教育訓練給付及び対象講座となりうる資格や講座一覧周知用リーフレット(PDF版)

高等職業訓練教育促進給付金等事業

資格を取得するにしても、専門学校に通うとなると仕事も辞めないといけないし難しいと考えるかたもいるかもしれませんが、そんな方向けの給付金制度があります。

資格取得のために1年以上養成機関で修業する場合、修業期間中の生活費の一部を支援してくれます。

支給額は月額70,500~100,000円です。支給期間は最大4年です。対象資格の一例として看護師、介護福祉士、保育士、歯科衛生士などがあります。

詳しくは厚生労働省のホームページから検索してみて下さい。わからなければお住いの市区町村役場に問い合わせいただければと思います。

厚生労働省HP:母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業の実施について

雇用保険加入者向けの制度

1年以上の雇用保険加入期間がある場合、教育講座給付が受けらます。対象の教育訓練講座は約1万4千講座あります。

一般教育訓練給付金

英検や簿記検定、ITパスポートなどの資格の取得を目標とする講座への給付制度であり、受講費用の20%(上限10万円)を支給してくれます。

専門実践教育訓練

業務独占資格などの取得を目標とする講座への給付制度です。介護職員初任者研修、大型自動車第一種・第二種免許、税理士などが含まれます。

受講費用の40%(上限20万円)を受講者に支給してくれます。

専門実践教育訓練

業務独占資格などの取得を目標とする講座への給付制度です。介護福祉士、社会福祉士、看護師、美容師、保育士、調理師などが含まれます。

受講費用の70%(年間上限56万円・最長4年)を受講者に支給してくれます。

まとめ

シングルマザーは働く意欲が高く退職率が低いため、会社側は雇用に前向きな姿勢であることが多いです。

しかしそれなりの収入を得るためには、やはり資格を取ってスキルアップしていけるのが理想的です。

就業まで時間があるなら、ハローワークの職業訓練や通信講座を利用して資格を取得してから就職活動をすることもできますし、働きながら勉強することもできます。

初めから正社員にこだわらなくても、パートや派遣からスキルアップして希望の職場に転職するのも良いでしょう。

子どもの年齢によって、働ける時間が変わってくる人もいると思います。

まずは今の自分に合った仕事を見つけて、将来に向けて徐々にスキルアップを図っていけると良いですね。

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